鳥取砂丘キャンプ   




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2005/10/14 (金) = いよいよ、出発! =

今年になって初めてのベンチャー隊中規模プロジェクト「鳥取砂丘キャンプ」
空港出発当日、東京の空は雨が降るといった気配は全く無かったが、
台風20号の接近で、中国地方の天気予報は雨・雨・雨。。。
そんなブルーな気持ちにも負けず、17:55発 羽田空港鳥取行き ANN299便にて出発した。

ガス缶没収
出発手続きは何の問題もなく通過・・・といきたかったがが、航空機持込禁止物の所持ということで、荷物を預けること になった。
キャンプ用のガス缶って、やっぱりダメなんだね・・・。
その後は、飛行機は遅れることもなく、羽田空港を出発し、定刻通り鳥取空港へ到着した。
あちらは、雨もほとんど降っていなかったため、空港からJR山陰線の鳥取大学前駅まで、徒歩で移動することにした。
少し迷いつつも、駅に到着。時刻表にて次の電車を調べてみたら・・・唖然。
なんだ、このスカスカの時刻表は・・・。
次の電車は、、、40分後。。。
駅は、当然のように無人駅。Suicaが使える自動改札や機械はもちろんのこと、改札すら、存在しない。周辺に何かあるかと、見渡せば、賑わうところもなく、電灯がトウトウとむなしく光ってるだけ。 そういえば、空港からの道(約1km程度)に、コンビニが1つもなかった。
仕方なしに時間を潰すことに。本を読んだり、駅を徘徊したり、観光チラシを物色したり。。。

鳥取大学前駅時刻表

やっとのことで40分経過し、電車の来る時刻。ふと見上げたら、電車の電線がないような。。。
なんだろう、この胸騒ぎは?
定刻どおりに到着した電車は、1両編成のディーゼル車!さらには、ドアが手動式!?
乗り込むと同時にエンジンの駆動音が社内に鳴り響き、ゆっくりと加速していった。

10分足らずで鳥取駅に到着し、ちょうど21時。
雨がパラついていたこともあり、とりあえず、ホテルにチェックインすることにした。
古ぼけたビジネスホテルを想像していたけど、近くまできてビックリ!
「なかなかいいホテルじゃーん♪」と、荷物を降ろし、一休憩したら、夕食へ、いざ出発。

だいぶ雨が本降りになってきたので、さっさと食事を済ませ、帰ろうと言っていたがナカナカ店が決まらず、駅前の商店街やら、裏路地を徘徊することになった。

ここで、一通り回って気が付いたこと。
金曜日の夜ということもあってか、酔っ払いリーマン集団や代行業者がめちゃくちゃ多かった。
安くて気楽な店を探していた僕らとは正反対に、居酒屋、焼き鳥屋台、ラーメン屋台、スナック、カラオケバーなどばっかり。
「ここって、ホントに鳥取県の中心部だよね?当初想像していた、鳥取駅前のイメージとは全然違うよ。」

それでも、安めの店を探し当て、夕食を食べた。

ホテルに帰り、22時半。このホテルには温泉大浴場があるとのことだったので、入りに。
中は結構広く、きれいで、温泉を満喫することができた。
ちなみに、部屋は2人部屋で、30uぐらい。駅から数分なのに、こんなに広くていいの?っていう感じでした。

戻ってからは、明日の作戦会議。天気予報によると台風前線の影響で降水確率100%なんだって。
明日はテントでキャンプだし、困ったなぁ。


2005/10/15 (土) = 食料調達し、いざっ、鳥取砂丘へ! =

やっぱり、雨。しかもかなり強く降ってるぞ。
チェックアウト時刻も迫ってきているので、やるせない気持ちを
振り払いつつ、ホテルを後にした。

今日の第一目的地は鳥取港にあるカニっ子館と魚市場。
この時期、鳥取ではハタハタが旬で脂がのっていて、ウマイ!らしい。
バスで揺られること30分、ようやく鳥取港に到着。
到着したはいいが、辺りを見渡しても人っ子一人いない。
「漁港の平日午前って、こんなもんなのかな?」バス停から目的地までは徒歩10分。
登山リュックを背負った若者が2人。ハタから見ると、かなり浮いているのか、
車で通り過ぎる人達が度々振り返る感じだった。

海鮮市場かろいち 県立鳥取賀露かにっ子館

↑地元でも有名な「海鮮市場かろいち」

< 県立鳥取賀露かにっ子館 >
蟹の赤ちゃんから、毛蟹のでかいやつまで、
いろいろな種類の蟹を飼育しています。
小さい子が沢蟹と遊べる体験コーナーもあり。


魚市場では、ほどほどの混み具合。
生簀では蛸や鯵などが泳ぎまわり、床にはハタハタや鱸、カニやサザエやハマグリが隙間無しに広げられていた。
ここでは、ハタハタ10匹、カニ1つ、甘エビ1パックを購入。写真を撮ればよかった。残念〜。
お昼は魚市場直営の定職屋さんへ。カニ丼、白イカ丼、うまかった。

食料調達後は、鳥取砂丘行きバスへ乗り換える為に、一旦、鳥取駅へ戻った。
鳥取駅で、200円バスに乗り込み、目的地へ出発。
バスで移動中にも、雨脚が強まったり弱まったり、とにかく今夜の設営が気になる感じだった。

******


夕暮れ間近、ちょうど霧雨になったところで、鳥取砂丘こどもの国キャンプ場に到着。
このキャンプ場は県営で、しかも無料。炊事場、水洗トイレ、バーベキュー棟が有り、施設は、なかなかキレイだった。

夕食準備までには時間があったので、早速、今回一番の目的地、鳥取砂丘へ。
キャンプ場からは歩いて5分程度。


見渡す限りの砂丘


ど、どうですか!!!

目の前に広がる砂丘風景。ちらほら砂地植物が生えているが、砂丘の起伏が延々と続いている。
悪天候続きだったので、地面は多少硬くなっていたが、いざ10分、15分歩いていくと、さすがに
ここは砂丘だったんだと思い知らされる。

砂丘から見渡す日本海 砂丘の自然「風紋」

<砂丘から見渡す日本海>
見渡す限りの砂丘を歩いていると、
突如現れる日本海!
鳥取砂丘って、日本海に面してるんだ。
知ってた?

<砂丘の自然「風紋」>
こうゆう紋様が風の流れによって、自然とできる。自然の偉大さやすばらしさが伝わってくる。

砂丘を何気なく、何も考えず、自然を感じなから、歩くこと1時間半。
知らぬ間にこんなに時間が過ぎてた。やっぱり砂丘ってスゴイ!?

本日の夕食
砂丘を後にした僕らは、早速、夕食作りを開始した。今朝仕入れてきた新鮮な魚介類をもとに、夕食のメニューはこんな感じになった。

・ご飯
・海老出汁の味噌汁
・ハタハタの甘辛煮
・ゆで卵
・○○海老の刺身
・カニミソ♪

やっぱり、産地直送取れたて新鮮素材ってのは、どう料理しても、う・ま・い!
○○海老の刺身は身がプリプリ歯ごたえ、深い甘みがあるし、ハタハタの甘辛煮なんて、口に入れた瞬間、ホロホロっと崩れる感じがたまらん。
こうゆう食事ができただけでも、来た甲斐があったってこと!ん〜、満足満足。

2005/10/16 (日) = 砂丘散策 Enjoy! =

起床5時半。昨夜は21時に床についたこともあって、十分な睡眠をとった。
早朝に起きたのは、砂丘の日の出を見るため。簡単に準備を済ませ、砂丘へ。

まだ、日が出ていないので辺りは薄暗い。雨はすっかり上がったようだが、若干ひんやりしていた。虫の鳴き声も結構聞こえる。

昨日と同じルートをたどりながら、日本海の見えるところまで砂丘を横断する。
砂丘を観察する。風紋をじっくり見たり、生えてる植物を調べたり、虫を探したり、砂丘って、何も無いようで、結構おもしろい。
そんな感じで、興味のあるものに引き付けられるかのように歩いていき、

馬の背全貌

最後に砂丘の中心 馬の背 に到着!

ここは高いところで標高48mもあるそうな。
決して、人工的に作られたものではなく、海岸からの強い北風によって砂が積み上げられてできた。稜線のラインが馬の背に似てることから、このような名前が付けられた。
まさに、自然の芸術作品だ。


↓ 馬の背のテッペンからの風景 ↓
馬の背の曲線美 馬の背のテッペン

このなだらかな曲線は、
自然が生み出したものとは思えない。

写真をよく見て下さい。
中央の黒い点は人ですよ〜!


7時を過ぎようとも、なかなか日は昇ってこない。昨日に比べると、上空の雲は、だいぶ減ったが、まだ厚い。

ひととおり砂丘を満喫したし、お腹も減ってきたことだし、一時キャンプ場へ帰宅。
到着したのは8時過ぎでした。(^^;;
え゛っ!!! 砂丘に3時間半もいたなんて。。。は、は、は・・・。

朝食を済ませ、徹営し、荷物をまとめ、準備完了!
浦富海岸
次の目的地は約8km離れた浦富海岸。
自然が彫刻した岩と白砂青松の海岸は、島崎藤村も絶賛したという代物。ここの海岸や風景は、日本百選の1つで、知る人ぞ知る場所だ。

キャンプ場の管理事務所へ行き、レンタサイクルを借りる。計画段階では、ママチャリを想像していたが、意外や意外!3段変速ギア付きのサイクリング用自転車 だった。

<ルート> 鳥取砂丘 → 浦富海岸 → シーサイドうらどめ → 荒砂神社 → 鳥取砂丘

こっちに来てから、身体を使うのは初めて。自転車の速度も快調で往復2時間で完了でした。


鳥取砂丘に戻ってきてからは、砂丘会館、サンドパルとっとり(鳥取砂丘情報館)などの施設を回り、砂丘について調査。


そしてそして、砂漠の動物といったら、ラ・ク・ダ。有料ではありましたが、ラクダ乗り体験!

まず、背中の上の乗り心地は、コブとコブの間がちょうどフィットしてイイ感じだ。
歩くときの振動で前後にズレることがないので、安定して乗ることができた。
今日は休日ということもあって、混雑気味で、3〜5分程度の砂漠遊覧。ゆっくりとした歩調で、グルリと一周してくる。思ったより、速度は遅かったが、大人を2名乗せても、力強くそして平然とあるく姿には、なにか、圧倒されるものがあった。

ラクダ 砂丘の上を悠然と歩くラクダ ラクダの頭

ラクダの高さは、
およそ2mぐらい。
背中の上は見通し最高!

砂丘を悠然と歩くラクダ。
足をとられる砂地をリズムよく、
テンポよく歩くのはさすがだね。

ラクダの頭。
思ったよりでかい!

らくだに乗ったぞ

昼間の砂丘

ここ一番の笑顔で、「イエ〜イ!」Vサイン♪

お昼過ぎには、見渡す限りの人が集まる。
一口に砂丘と言っても、
全国的な観光地だからね。

最後に、素足になり、馬の背まで散策。昼前から太陽の日が降り注いでいたにも関わらず、
地面はひんやりとしていた。砂丘の砂は粒子が細かいので、すごく気持ちがイイ。

砂丘のアトラクションとしては、馬車による砂丘遊覧、砂丘斜面を使ったパラグライダーなど
観光客用にいろいろなものが用意されていた。

20世紀梨ソフトクリーム

最後に、鳥取名物「梨ソフトクリーム」を食べ、帰路へ向かった。

今回の計画は、前半天気が悪かったものの、「成功」だったのではないだろうか?
最初にガス缶が没収されたのは、予定外で一時はどうなるかと思ったが、なんとか現地大型スーパーにて調達できた。
目的である、鳥取砂丘について、情報だけでなく、身体で学ぶこともでき、いい経験になった。
あえて、課題をあげるならば、もう少し、段取り良く計画に則って、できたらよかった。

帰りの飛行機


作成 : 蓮田第一団ベンチャー隊 鈴木潤輔

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